このホームページに掲載してあるイラストや記事は熊本リハビリテーション病院に帰属します。無断での二次使用はお控え下さい。
”いすに座ってできるきくちゃん体操”は、要介護予防を目的に開発し、一般高齢者はもとより、
体力に自信のない人や介護を必要とする人でも安心して楽しく活用できるように工夫し、開発されました。
いすに座ってできる
きくちゃん体操(脳卒中・片麻痺編)
相談・指導はお電話ではもちろん、スタッフが出向きご支援致します!
熊本県
>>
いすに座ってできる きくちゃん体操(脳卒中・片麻痺編)
「いすに座ってできるきくちゃん体操」を、各項目で脳卒中の方も手足をうまく使えるように工夫し作成しております。
内容は、最初に準備体操として『ストレッチ体操』を取り入れました。
脳卒中になると筋肉のこわばりが出現し体が硬くなりやすく、そのため動作がしづらくなります。まずはストレッチ体操で体の柔軟性を高め、
動きやすい体作りを目指します。また、ストレッチ体操は体力アップとしても効果が期待できます。
次に筋力トレーニングは、『道具を使用しない体操』と
『ゴムバンド・ボールを使用した体操』の2種類から選択できるようにしました。
全身の筋力トレーニングができるように工夫していますので、指導者が高齢者の状態や活用される時間に合わせて選択することも可能です。
最後に整理体操として『ストレッチ体操』を取り入れました。
筋力トレーニングを行うと筋力はつきますが、筋肉の伸張性が低下し硬くなります。ストレッチ体操を行うことで体の柔軟性を取り戻し、
動きやすい体づくりを目指します。またストレッチ体操は、血流を促し、疲労回復を早めますので、必ず行いましょう。
○体操を行う前に
@準備体操⇒筋力トレーニング⇒整理体操の順で行いましょう
A必ず大きな声で数をかぞえます
B無理をしない範囲で行います
C動いている(伸ばしている、力をいれている)筋肉を意識して行います
D慣れてきたら、2回→3回と回数をふやしましょう
○体操を安全に行うためには
体操をする前に・・・
@骨粗鬆症のある人や心臓疾患のある人、血圧の高い人や安静時脈拍が多い人、運動を制限されている人などは
主治医に事前相談してから始めていただきましょう
A体操を始める前に、血圧や脈拍を測り、今日の体調を問診表で確認を促しましょう
B血圧が高い時、脈拍が多い時、動悸・息切れがある時、体調不良の時は見学を促しましょう
体操の直後に・・・
C体操直後の血圧や脈拍測定は体操を安全に行うための指標になります
D血圧が高い時、脈拍が多い時、動悸・息切れがある時、体調不良の時は見学を促しましょう
E休憩と水分は十分にとりましょう
Fタオルを持参していただき、汗をふき取り風邪予防を促しましょう
体操の終了後に・・・
Gどのように変動したか、必ず運動後の感想を聞きましょう
H出来れば脈拍のチェックなど行いましょう
○体操を継続して行うためには
@体操を無理なくニコニコペースで楽しく行うことが大切です
Aこまめな休憩を取るようにします
B負荷のかけ方に注意しましょう